これはとある少女が未来に来てしまい
帰れなくなってしまった物語である

私がこの図書館に閉じ込められた日から
何万年の時が過ぎただろうか

あの日
興味本位で触った光る本の中に
吸い込まれた出来事は
今でも鮮明に覚えている

彼を・・・彼を助けていれば
きっとこんなことにはならなかった
でも化け物になりたくなかったの
今でも後悔してる
そうだ!
二度と同じ過ちを起こさないために
過去の自分に手紙を書こう

「10年前のわたしへ」
「今あなたは人生の岐路に立たされて」
「悩んでいることでしょう」
「迷わず進みなさい」
「迷いほど無駄なものはないのだから」
10年前へ届け
えいっ



ー10年後ー

あれ
戻ってきちゃった